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しずっくの大冒険

〜しずっくの大冒険 2章〜

水のくにを後にしたしずっくは、
まず、川にむかいました。

酸性になって倒れた妖精からある話を聞いたからです。

〜「みんな・・・あの川には近づいちゃだめだ・・・。あの川には・・・ぐふぁ!!!・・・」〜

その川に、何か手がかりがあるにちがいない。

いや、ちげぇねぇ。

電車に乗り、大通で乗り換え、白石駅からバスでむかいました。

途中、一駅乗り過ごしました。
川についたしずっく。

しかしそこはもう、しずっくが知る昔の小川ではありませんでした。

空き缶や、ビニール袋で汚れきった川の水。

何に使ったかわからない怪しいテッシュのくず・・・。
付近の残雪には、真っ黒な灰がおおいつくしています。

早速、しずっくは水の妖精が持つ
『不思議な魔法』で辺りの浄化をはじめました。

「ミズミズミミズミネラルオーターヨダレトハナミズミズノウチ〜!!」

・・・!!
どうした事でしょう。

しずっくの魔法が全く効きません。

何度試しても、ダメです。

疲れたしずっくは、

おしっこがしたくなったので、川に向かって「立ちション」しました。

でも大丈夫!
水の妖精のおしっこは、
市販のミネラルウォーターより、キレイなのですから。

と・・・。

しずっくが、
おしっこをしていると川からうめき声が!!

「うぎゃぁー。誰だぁー。この川にキレイなおしっこをする奴はぁぁ・・!」

びっくりしたしずっくは、おしっこを手に引っ掛けてしまいました。

でも大丈夫!
しずっくのおしっこは、ミネラルウォーターよりキレイなので、手を洗う時も、おしっこで洗うのです。

うめき声と共に、川からとんでもない奴が姿を現しました。


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